コエンザイムQ10の研究結果

コエンザムQ10は体内で吸収されにくい?

コエンザイムQ10は身体中の200以上の酵素の代謝を助ける補酵素として、様々な効果効能が注目されている物質です。
コエンザイムQ10は私たちの身体の中でも作られる物質ですが、脂溶性のビタミン様物質で、水には溶けないという特徴があり吸収されにくいです。
コエンザイムQ10は、二十歳をピークに加齢とともに分泌も減ってしまい、40歳を過ぎると6割に減ってしまいます。
60代では半分以下に減っているそうです。
コエンザイムQ10はエネルギー代謝に関わる補酵素なので、コエンザイムQ10が不足していくと、疲れやすい、活力がでない、シミやシワが増えるといった老化症状や、生活習慣病になりやすくなっていきます。

コエンザイムQ10を効率よく摂取するには?


◎油で調理するのが良い
コエンザイムQ10は脂溶性で油に溶ける性質ですが、油の中にもコエンザイムQ10が含まれているものがあります。
菜種油や大豆油です。
小さじ1杯あたり1.3mgのコエンザイムQ10が含まれています。
コエンザイムQ10は熱に強いので、このような油を使った調理をしてコエンザイムQ10を含む食材を食べるのが良いですね。

◎コエンザイムQ10を含む食材
コエンザイムQ10は、イワシ、サバ、鮭、うなぎ、マス、マグロ、豚肉、牛肉、もつ、レバー、きな粉、キャベツ、ブロッコリー、ホウレン草、じゃがいも、ピーナッツ、ごま、鶏肉、大豆、豆腐、卵、イカ、シソ、などに多く含まれます。
しかしいずれも微量なので必要量を食品だけで摂取するのは大変です。
コエンザイムQ10は肉や魚に多く含まれていますが、一番多く含まれているイワシでも、100gあたり6.4mgしか含まれていません。
サプリメントで平均的な成分量の60mgから100mgを摂取しようとすると60gのイワシなら20数匹食べなければなりませんね。

コエンザイムQ10の酸化型と還元型

市販のコエンザイムQ10には、大きくわけて二種類があります。
酸化型コエンザイムQ10(ユビキノンとも呼ばれます)と還元型コエンザイムQ10があります。
酸化型は身体の中で還元されて還元型になりはじめて補酵素としての能力を発揮します。
しかし若い方なら酸化型を体内で還元型に変換する能力があるのですが、その変換力(還元力)も加齢とともに衰えていくのです。
40歳すぎの方や、若くてもストレスの多い方は、最初から還元型のコエンザイムQ10を選ぶべきですね。
ストレスはコエンザイムQ10を消耗してしまいます。

酸化型コエンザイムQ10の吸収をよくした加工製品

酸化型のコエンザイムQ10は、吸収率が悪いものでした。
それでも食品で摂るよりは効果はありました。
そこで製品メーカーが吸収しやすい工夫をしています。

◎包接体コエンザイムQ10
酸化型コエンザイムQ10をナノ化して、「シクロデキストリン」というオリゴ糖の一種で包んだものです。
シクロデキストリンは、外側は水に溶けやすく、内側は油に溶けやすいといった特徴があり、ナノという極小サイズにして吸収されやすくしたものです。
吸収されやすいですが、酸化型なので上記にもあげましたように若い方向きです。

◎合成製法と発酵製法のコエンザイムQ10
初期のころのコエンザイムQ10は、煙草の葉からコエンザイムQ3を抽出して、Q3を化学合成してQ10にするというものでした。
合成型と呼ばれます。
発酵製法は天然の酵母と細菌から抽出する完全天然由来成分です。
発酵型のほうが高品質です。
発酵法のほうが高純度です。
有名でよく売れているコエンザイムQ10は発酵型が多いです。

◎オイルといっしょにカプセル化されているコエンザイムQ10
コエンザイムQ10は脂溶性なので油といっしょにカプセル化されているものが多いです。
ビタミンEも脂溶性で抗酸化物質ですのでコエンザイムQ10と一緒に摂ると相乗効果で機能を高めます。

コエンザイムQ10の摂り方

コエンザイムQ10には30mgタイプや60mgタイプや100mgタイプなど含有量の違うものが販売されていますね。
1日に100mgを摂るなら、回数に分けて摂るほうが良いです。
毎食後に30mgを1錠ずつ摂って一日90mgにするのが効率的だと思います。
忙しい場合や外食する場合は一日1錠でも良いですが、油分と一緒に摂ったほうがコエンザイムの吸収はよくなります。

日々の食事にコエンザイムQ10が含まれる食材を積極的に摂る。
油とともに摂取し、小分けしてサプリメントは飲む。
サプリメントの種類を自分に適切なものや量を選ぶ。
こういういった注意点を守って効率的にコエンザイムQ10を健康に役立ててくださいね。
また、いくら健康に良いからと言ってコエンザイムQ10の過剰摂取はしないようにしましょう。

(参考文献)
コエンザイムQ10が含まれる食材
http://www.embitaly.jp/index_it.shtml#contents

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